学生ローンで借りたからには、返済計画をきっちりとたてる必要がある。
収入と支出に合わせた計画を立てる事が重要となるが、月々の返済額をどうやって計算すれば良いかわからないという方も多いことだろう。
学生ローンでは3年契約と5年契約があり、業者によって取扱いが異なる。
借り入れをした際の利用明細書には、3年間、あるいは5年間で完済するに至る、月々返済額を表示しなければならない。
借り入れ金額が同じならば、当然3年契約の方が月々返済額は高くなる。
基本的には、ここで示される月々返済額が一応の目安とはなるが、途中で追加をしたり、返済額の増減等によって、どうしても途中でズレが生じる。
そこで便利なツールとして、返済シミュレーションがあるので紹介したい。
返済シミュレーションとは、文字通り返済プランをシミュレートするもので、現在ではホームページへの設置を義務付けられているものだ。
例えば、10万円を借りて毎月1万円ずつ返済した場合に何回かかるか?
あるいは、10万円を10回で返済するには、毎月いくらずつ返済すれば良いのか?
こういった計算が瞬時に計算できる。
大よその残高さえ把握していれば、自分で目安の返済額を試算できるので、非常に便利だ。
大よその目安さえつけば、最終月は入金前に電話で正確な残高を確認した上で返済するようにすれば良い。
●書面で請求する場合
分割払いの明細書(返済計画書)のことを、償還計算書という。
償還計算書は、学生ローンに電話で請求が可能だ。
ただし、償還計算書はあくまでも目安となるので、たまに電話で残高確認等をすることが必要となる。
また、途中で追加融資を受けたり、返済額の増減、実際の返済日のズレ等により、途中から計算書は何の役にも立たないものとなるケースも想定される。
やはり、返済シミュレーションの利用と、たまに電話による残高確認をするなど、細目に確認するクセをつけた方が良いだろう。